琉球医療ルネッサンス研究会

2009年04月01日

Posted by トントン at 18:56 │Comments( 0 )
3月27日第2回琉球医療ルネッサンス研究会が開かれた。琉球王国時代からの沖縄に伝わる医療資源を再認識し、さらに最先端の医療技術評価手法とも融合した沖縄らしい新しい医療サービスの復興(琉球医療ルネッサンス)を目指すものである。
参加者は総合事務局の市原部長、古謝南城市長、琉球大学医学部教授数名、玉城沖縄県医師会副会長などである。私はオブザーバーで参加した。
今回は㈱ハプロファーマの根元靖久社長と徳島大学疾患ゲノム研究センター教授の板倉光夫先生の講演があった。
根本社長は沖縄における生活習慣病(糖尿病・高血圧・高脂血症)予備軍のDNAを解析したデータを蓄積し、沖縄長寿ゲノムコホートの構築を目指すというもの。
板倉教授は今の段階ではDNA解析だけでは症状を確定できない。臨床データの突合せが重要であり、その為には医療現場との提携が必要で、10年20年の長いスパンの研究体制が重要であると話した。それにはどうしても国の助成が必要であると。
参加者から、現在の国の助成の仕組みは短期的であり、10年20年にわたり引き続き助成するには特別な仕組みを作らなければならない。それが何であるかどうすればできるのか難しい話だ。例えば道路を作る為に、ガソリン税を作ったような仕組みだ。あるいは企業に金を出させる手もある。

そこで気になる話が出た。現在のDNAシーケンサー(遺伝子解析機)で解析すると、3,000万円(?聞き違いか)ほどかかるが、技術は進歩しており10年20年すると20万円、10万円、5万円程度になるという。そうなるとコホートを生かせるだけの大量のデータが集まるはずだと。とてもいい話だ。
ところで、沖縄県が平成7年度予算でシーケンサーを3台、全国の自治体で初めて購入することを決定したことをご存知でしょうか。3台もですよ。後、数年もすればポンコツになるとの意見も出た。その通りだ。
沖縄県で遺伝子の研究をするのはすばらしいことだ。大学院大学もできることだし、提携するためにも必要でしょう。しかし現時点で3台も必要だろうか。人材不足も問題だ、数年後に3台とも時代遅れのポンコツにするよりは、1台ずつ買いました方がよっぽどいいと思うが。


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沖縄まちや:http://www.ukonyu.co.jp




 
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