【PR】

Posted by TI-DA at


竜宮城?喜瀬別邸に行ってきました

2008年12月05日

Posted by トントン at 22:41 Comments( 0 )
12月2日喜瀬別邸に行ってきました。OKIプロの沖縄スパ研究会の商材WT活動の一環です。WTでは商材を作るにはスパ現場を見る必要があるということで、11月7日のシャビオン・スパの見学に続いて2日の喜瀬別邸のSPA見学となったしだい。
われわれの目的は、沖縄らしいSPAとは何か?沖縄のSPA商材がどのように使用され、どうすれば売り込めるのか、高級ホテルがどのように沖縄を演出しているのか、どうすれば高値のSPAを演出できるのか、などを探ることである。
喜瀬別邸は写真でしか知らないが、近頃話題に上がるホテルで、沖縄の赤瓦葺きの高級ホテルらしい。

8時に沖縄総合事務局を小型バスで出発。名護の沖縄万国シンリョウ館前の道路を10分ほど上がって9時丁度に着いた。参加者全員喜瀬別邸は初めてのようで、現代の竜宮城を勝手に想像しているようだ。
ホテルは、ゴルフ場の小高い丘に立つ沖縄の赤瓦屋根が幾重にも重なる高級感あふれるホテルである。着いた先から50mをくねくね歩いてSPA棟が独立して建っている。玄関を入るとひろーいロビーがあり、足元をやっと確認できるくらいに光が灯してある。ここが受付だ。
案内のスタッフの仲梁村(ナカンダカリ)さんの説明では、昔の沖縄は暗かったそうで、暗い行灯をイメージしているそうだ。
そこから又、くねくね曲がり曲がり50m、やっとSPAルームに着いた。人は、細く長い通路を歩くことで、これから起こるであろうことを勝手に想像して、期待を膨らませるものらしい。なかなか憎い演出だ。
やっと着いたSPAルームは、高級リゾートホテルのツインルームだ。飾り気がなく、シンプルそのもの。
入り口に資生堂の市販アロマが4本立ててある。奥のテーブルには沖縄のお茶と黒糖が置いてある、シャワールームには沖縄産のシャンプーが置いてあり、ベッドの上には資生堂のGELが置いてあった。また、セラピストの制服のポケットに少々紅型が取り入れてあるとか。
資生堂の商品は、安心、安全のエビデンスがありそのまま使えるが、沖縄の商材は業者とのやり取りの中で、喜瀬別邸独自の商材を作っているそうです。
部屋の設計は電通だそうで、沖縄らしさを感じる特別な仕掛けは無い。お茶と黒糖とシャンプーがポツンとあるだけ、東京にも世界のリゾートならどこにでもありそうな部屋である。せっかく沖縄に来たのだから、オキナワニキター・・・・と思わせる仕掛けがほしい。もったいない!
SPA見学後、ホテルの部屋を見せてもらった。目の前にゴルフ場が広がり、ゆっくりくつろげるプールサイドありで、部屋は高級リゾートにぴったりの部屋である。ここでもわれわれの眼は厳しい。
沖縄はどこにあるか?きょろきょろ見回すと、あった!沖縄の焼き物と沖縄の画家がかいた絵、絣模様の枕カバー、ベッドの上に竹で編んだカゴ模様の壁、洗面台のクチャ。
オキナワの文化を知るお客さんでも気をつけなければ分からない。一般のお客さんにはまず無理な話、これでオキナワ?
そこで案内の女性に聞いて見た。ここを沖縄と感じるお客様は居られますか?居ません。
オーノー。彼女としては沖縄ではなく高級リゾートを強調したがっていたのでしょうが、答えが間違っていました。
お客様が求めているのは、東京でも、ニューヨークでも、パリでも、ロンドンでもない。
・・・・オキナワです。
われらWTの目指すオキナワのモデルは、実は浦島太郎の竜宮城かもしれません。

全員集合

SPAツインルーム                    資生堂のアロマ

SPA受付                         GEL

独立したSPA棟                     ゆらりゆらり湖に浮かぶ部屋




沖縄まちや:http://www.ukonyu.co.jp