沖縄ゆっくりのんびり

今年も「きもも」収穫の時期となりました。我が家の小さな庭には「きもも」の木が数本ある。毎年この時期になると実をたわわにつけて、生で食べてよし、酢に漬けて良しで重宝している。
この木は数十年前、私が沖縄南部、場所は不明だが東風平か南風原村あたりをうろうろしている時、空き屋敷の石垣の上に２０～３０ｃｍの苗が生えているのを見つけて、何の苗かも分からず持ち帰り、移植したものである。
大きく成長して初めて沖縄在来のきももと分かったしだい。考えてみればなんとも悠長な話。
味は昔ももの味とでも言うのか、すっぱさの中に甘みがあり食べてみなければ分からない美味しさがある。移入物（本土物）とは比べようがない。
毎年酢漬けを作る。「きもも」を酢と砂糖に漬け込んで１年熟成する。原液は濃すぎるので飲み物にするときは数倍に薄める。
きももを大量に栽培すれば沖縄特産品になりそうだ。今年あたり酢漬けを数量限定でインターネットで売ろうかとも考えている。
ところで「きもも」を増やす方法が面倒くさい。種を撒いても生えず、これまでは自然落下して発芽したものを増やしていたが、栽培方法を研究する必要がありそうだ。

きももの木、大２本、中１本　　　　　　　　　　　　　　　たわわに実ったきもも


収穫したきもも・・毎年５～６袋収穫する　　　　　　　今年の収穫はこれだけ


１年もの、友人に上げて残りこれだけ、実も美味しい
飲み物にするときは数倍に薄める



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