沖縄に昔から睡眠を助ける草としてクワンソウがある。付け根のすぐ上の方から切り取り、下部の白い部分を野菜として使い、肉と煎じて食べるとよく眠れるらしい。
今日25日睡眠フォーラムがあったので参加した。大阪バイオサイエンス研究所の裏出先生が睡眠に関する一般的な講演の後、クワンソウの成分としてオキシピナタニンなる鎮静作用のある成分を特定したらしい。
今のところ測定したネズミの数が1匹だし、他の成分もはっきりしない。
と言うわけで、可能性はあると話していた。
司会を務めた沖縄国際大学の富川教授はクワンソウで新たな産業の起こることを期待していると話している。
ところで、クワンソウはユリ科植物で毒性もある。
私は以前クワンソウを多量に食べて嘔吐したことがあるので毒性試験は絶対に必要だと考えている。
嘔吐した経緯は次の通りです。
2年前の晩夏だと思うが、わが家の庭に10本程度クワンソウの花が咲いていた。
酒を飲んでの帰り、良く寝るようにと、花を数本ちぎり生で食べた。その直後だ、嘔吐したのは。
私はかろうじて玄関を入ったまでは覚えているが、その後の記憶はない。
家内が大声を出しながら盛んに体をゆすって起こしていて、その時おぼろげながら嘔吐していることがわかった。
内科の医者をしている娘が駆けつけてくれたのはいいが、酒飲みの親父を見て、言下に「アルコール中毒」と抜かしおった。
クワンソウを食べたのは私しか知らない。
その後、後頭部にコブが出来ているのがわかり、ひっくり返ってそのまま嘔吐したらしいこともわかってきた。
他の例を挙げる。
私は現在クワンソウを研究していて根、茎、花を使用しているが、生の乾燥した葉を食べると頭痛がする。根も同じである。

とはいえ、使用量と頭痛成分の除去が出来れば睡眠補助剤として有望である事に変わりは無い。
私の研究では数種類のハーブとの組み合わせで睡眠剤がすでに完成していることを報告します。
近じか発売の予定です。

沖縄まちやhttp://www.ukonyu.co.jp




 
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